販路開拓の前にやること|新商品が売れない本当の原因

ミーティング

「商品はできています。あとは販路開拓さえできれば。」

中小企業の経営者の方からいただくご相談です。

長年培ってきた技術やノウハウを活かして商品を形にした。品質には自信がある。でも、どうやって売ればいいのかわからない――。

ただ、詳しく辿っていくと、あることが見えてきます。新規の引き合いはほぼゼロ。受注のほとんどは、既存のお客様からの問い合わせ待ち。営業活動は、ほとんどしていない。

これは、特別なケースではありません。そして、ここに共通する「本当の原因」があります。

販路開拓・マーケティング支援を求める前に気づいてほしいこと

「販路を開拓してほしい」「マーケティングを支援してほしい」――こうしたご要望をお聞きします。

ここで一度、立ち止まって考えていただきたいのです。

販路開拓やマーケティングというと、「広告を打つ」「SNSで発信する」「展示会に出る」といったことをイメージされる方が多いかもしれません。でも、それはあくまで「手段」の話です。その前に、もっと根本的な問いがあります。

「誰に」「どんな価値を」届けるのか?

この答えが定まっていない状態でどれだけ広告を打っても、どれだけ展示会に出ても、メッセージは空振りになりやすい。「うちの商品、良いんだけどな……」という状態が続くのは、多くの場合、ここに原因があります。

新商品が売れない本当の原因は「売り方」ではなく「順番」にある

自社の技術やスキルを磨いて商品を作り、あとから市場を探す。これをビジネスの世界では「プロダクトアウト」と呼びます。その反対が「マーケットイン」。市場や顧客のニーズをまず把握して、そこから商品やサービスを作るアプローチです。

どちらが正しいか、という議論がよくされますが、私は「プロダクトアウト」と「マーケットイン」、どちらも大切だと考えています。

顧客のニーズがなければ、製品は誰にも求められません。でも、自社の強みや独自の技術がなければ、他社との差別化はできません。大事なのは、この両方を結びつけること。つまり、「自社の強みで、顧客のどんな困りごとを解決できるか」を明確にすることです。

新商品が売れない会社の多くは、商品の質ではなく、この「順番」を間違えています。

販路開拓の前にやること:正しい順番とは

ミーティング

順番があります。

まず考えるべきは、

「誰のために、何を解決するか」です。

あなたの商品やサービスで、誰が、どんな問題を解決できるのか。その人は今、何に困っていて、なぜ今の手段では解決できていないのか。ここを言葉にできたとき、初めて「どうやって届けるか(=販路開拓・マーケティング)」の話が始まります。

たとえば、「小ロット・短納期に柔軟対応できる加工業者が見つからなくて困っている」という顧客の声があるとします。そこに「うちはまさにそれが強みです」と言える会社があれば、それはすでに強力な価値の提案になっています。広告よりも展示会よりも先に、この「提案の核」を作ることが、販路開拓を成功させる最初のステップです。

Yuimaが中小企業の商品開発支援で大切にしている3つのステップ

Yuimaは、依頼企業様と市場の間に立って、次の3つのステップで支援します。

① 強みをあぶりだす 社内にいると当たり前すぎて気づかない技術・ノウハウ・こだわりを、外から見る目で言語化します。「うちの強みなんてない」とおっしゃる企業様ほど、掘り下げると独自の強みが出てくるものです。

② 顧客にとっての「価値」に変換する 強みを社内の言葉で語るのをやめ、顧客が「それ、欲しい」と感じる言葉に変えます。ここが最も重要で、最も難しい工程です。

③ 市場に届ける(販路開拓・マーケティング) 価値が言語化されて初めて、「どこに」「どうやって」届けるかを考えます。販路開拓も、ネット活用も、展示会出展も、すべてここからスタートします。

なぜYuimaにできるのか

私は前職で、150を超える商品の開発・発売を手がけてきました。その中には、1年足らずで販売を終えた商品もあれば、今も多くの方にご愛用いただいている商品もあります。

成功も失敗も、どちらも自分の手で経験してきたからこそ、Yuimaには技術を価値に変える「目利き」ができると自負しています。

まとめ:新商品が売れないなら、まず「順番」を見直す

「新商品が売れない」「販路開拓がうまくいかない」という悩みの裏には、多くの場合、「誰に・何を・なぜ売るのかが、まだ定まっていない」という状況があります。

それは弱みではありません。むしろ、ここをしっかり固めることが、遠回りに見えて、最も確実な近道です。

もし「うちの場合はどうだろう?」と感じていただけたなら、ぜひ一度ご相談ください。商品開発の入口から販路開拓まで、一緒に考えましょう。

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